フォトファインダーがiPhone5用ダーマトスコープ(ほくろ診断用スコープ)「ハンディースコープ」を発売するそうです
よく映画とかで軍人が暗視スコープで夜の風景をみるシーンが有りますが、ほくろの診断にもダーマトスコープという一種のスコープを使う場合があります。
このダーマトスコープをiPhone5で使用する製品をフォトファインダーという会社が販売するそうです。
http://www.qlifepro.com/press/20130221-03-2688/fotofinder-2/
ダーマトスコープとは?
まず、あまり耳慣れないダーマトスコープとは一体どんな装置なんでしょうか?
ダーマトスコープとは、ほくろを観る際にも使われる一種の拡大鏡になります。
開発した国は残念ながら日本ではなく、ドイツになります。
大きな特徴が、普通の拡大鏡が皮膚の表面しか観察できないのに対して、ダーマトスコープは皮膚を透かして(^_^;)見ることができるのです。
皮膚を通して見ることができるので、皮膚にできる悪性腫瘍のメラノーマ(皮膚がんの一種)を早期に発見することができます。
iPhone5で使うメリットとは?
ではなぜ、このフォトファインダーという会社が、わざわざiPhone5を使うダーマトスコープを開発したのでしょうか?
最も大きな特徴は、iPhoneに付けるケースに特殊なノッチ(切り目)があることです。
このノッチがあることで、iPhoneにモニターを接続できドクターだけでなく患者さんにも大きな画像で一緒に確認し説明を聞くことができます。
また、汎用のiPhoneを使うことで製造コストを抑えることができます。
さらには、特殊な操作を必要とせず、ハンディスコープアプリというアプリで、簡単に操作、画像の保存・管理等を行うことができます。
iPhoneの通信サービスを使うことで、データをクラウドに保存でき、国際的な皮膚がん専門医に分析を依頼することも可能なんですね(^^)
メーカーによれば早ければ、数時間以内に評価結果が返ってくるそうです。
それ以外にも、今までのようにガラスを直接皮膚に触れずに写真を撮ることができる、部品を取り替えることで、盛り上がっているほくろ等なども、押し当てずに写真を撮ることができるそうです。
いままでもさまざまな分野でiPhoneのりよう方法が提案されてきましたが、医療分野でもまだまだ可能性があるんですね。