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ほくろ除去の費用は、厳密にいうと「治療目的」と「美容目的」の２種類に分かれます。

「治療目的」と言うのは、このまま放っておいたら悪性になってしまう恐れのあるものを主に指し、「今のうちに除去しておきましょう。」と言うのが治療目的です。

「美容目的」と言うのは、「ここにほくろがあると、見栄えが良くない。」などの理由で、除去することを指します。
治療目的では、保険の適用として取り扱い、美容目的で除去することは保険適用外として取り扱うと言ったような線引きをしている病院もあるそうです。




そうした線引きは、病院の判断ですので自分の期待にそぐわないと言うような場合もあると思います。
病院からすると本当は美容目的でだったとしても、今まで小さかったはずのほくろが次第に大きくなって、検査の結果、「今はなんともないけど、心配だから除去します。」といった理由なら保険適用になるのではないか？と感じる方もおられるでしょう。

これについては、非常に線引きがあいまいな点があると思いますが、一度費用面を考慮したうえで医師に相談し、除去したいほくろがどういう経過で、どういった理由で除去したいのかということをはっきりと伝えるべきです。特に、選択肢を与えてくれる良心的な専門医がいたら話は別ですが、そうだとは限らないので、カウンセリングには時間をかけたほうが賢明ではないかと思います。

保険の適用があっても、少ない金額でできるものでは決してありません。
技術面の心配をクリアしたうえで、どの方法で除去するのかを決意したほうが、失敗のリスクも少なく済むと言えるでしょう。