2級ファイナンシャルプランニング技能検定
3級の試験と比較しても、2級ファイナンシャルプランニング技能試験は、かなり変わってきます。
まず、2級は近財と日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の二つの団体が実施するのに対し、3級の試験では近財のみが実施します。
よって、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のHPからも申し込みは行えます。
なお、双方とも同じ日に試験はあるので、掛け持ちは出来ません。

合格率の大きな違いが、2級と3級にはあります。
2級の場合は実技4割程度、学科2割の合格率なのに対して、3級は平均して7割は合格できます。
それだけ急激に、難易度が上がるという事です。
学科試験は特に顕著ですね。
ただ、特別に試験範囲が広くなるという事はありません。
範囲自体は、学科試験は1〜3級とも同じです。
それで難易度がこれだけ上がる訳ですから、かなり相当な勉強が必要になります。
受験料も、2級の場合変わります。
実技は4,500円で、学科は4,200円です。
3級の場合と支払い方は同じです。
また、大きく実技試験は変化しています。3級では「生保顧客資産相談業務」「個人資産相談業務」の2つのうち、どちらかを選ぶ格好でしたが、これが2級だと5択になります。
「資産設計提案業務」「損保顧客資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「中小企業主資産相談業務」「個人資産相談業務」の中から、分野を1つ選ぶ訳です。
ファイナンシャルプランナーとして仕事をする上で、最低条件と言われているのが2級という資格です。
3級に合格し、2級にも合格して、ファイナンシャルプランナーとして初めて名乗れる、というところでしょうか。