京都の食事処5
京都府の甘味処では、若い女性に大人気のスイーツを取り入れたことで、新たな風が吹いています。
その一方で、年配者が多く訪れる、昔ながらのなつかしい甘味を食べさせてくれるお店も、もちろん健在です。
昔ながらのお店で、あんみつや葛餅を食べてこそ、京都にやってきたんだという実感が沸くという観光客も多いのではないでしょうか。

紅葉シーズンは、特にそのようで、お寺を参り、参道の紅葉を眺め、お寺の帰りにまた紅葉を眺め、そして最後に甘味に舌鼓を打つ、というパターンが京都の正しい楽しみ方だと思っている人もかなり多くいるはずです。
そのような京都旅行の心強い味方となるのが、本店を京都府京都市下京区に構えている老舗「笹屋伊織」です。
何といっても、この「笹屋伊織」のお菓子は、安定感抜群の味に尽きるでしょう。
数あるお菓子の中でも、特に有名なのはどら焼きです。
ドラえもんが大好きなどら焼きは、円盤型のものを大抵の人が思い浮かべることでしょう。
しかし「笹屋伊織」のどら焼きは少し風変わりで、なんと円柱型になっています。
それでいて味は一切の奇をてらうことなく、蜂蜜を使った自然で濃厚な甘みと秘伝のモチモチした皮の食感に脳がとろけそうです。
もちろん、どら焼き以外にも、竹の筒に水羊羹を流し込んでいる「露の香」、天然の伊予柑の皮を器に使用したゼリー「京柑露」、そして水まんじゅうやくずきり、わらびもちなどなどの定番メニューもちゃんとラインナップされておりますので、まさに甘味処の代表に相応しいお店といえるでしょう。
創立から何と、近く300年を迎えるこのお店を訪れる観光客が途絶える事は、未来永劫ないと感じるくらい素敵なお店です。