ふけ症とふけ対策羅針盤

フケ症体験談話2

小さい頃からフケ症だったAさんは中学生になってもやはりフケ症のままでした。
具体的には何回頭を洗っても、引っかいても、こすっても、次の日の朝にはフケが出ているのです。

毎日毎日がそんな状況の中ですので、Aさんは子供にも関わらずどうやっていいか途方に暮れていたそうです。

大人になっても心理的にダメージがあるのですが、思春期の子供にとってもフケ症であることは、かなり厳しい事で、フケ症というAさんのコンプレックスは、周りの反応が徐々に気を使わない直接的な生々しいものになるにつれて、だんだん大きくなってきました。

この中学生から高校生の多感な思春期という時期は、ちょっとしたフケが肩についている人がちかくにいるだけで、信じられないような不潔な物を見るような目で見る人が多くなってくるのです。

そのような信じられないものを見るような目をを実際に受け続けたAさんは、小学生になると社交的だった性格が反対に、無口になってしまったそうです。

その後、残念なことにその無口な性格は高校を卒業するまで続きました。
このようなAさんですが大学に入ってから、Aさんはフケが多い人に対しての『フケ症』という病気があることを知ります。

そこでAさんは自分の病気が『フケ症』だと知り、早速病院へ行きました。
行った先の病院で下された診断は『脂漏性皮膚炎』という病気でした。
実は本人は全く気が付いていなかったようですが、常に赤くAさんの頭皮ははれていたそうです。




このような症状は典型的な脂漏性皮膚炎の症状になります。
脂漏性皮膚炎の場合、残念ながら1日2日といった短期的な改善は望めません。

病院で「根気強く長いお付き合いをしていかなくては治せない病気です。」と医者に言われたAさんは、愕然としながらも、その後自分でも様々なフケ症対策を試した結果、徐々に改善の方向に向かっているということです。

治療から10年経っているのですが実は今も、まだ戦いは続いています。

10年かかることもあるという、それくらい、フケ症は厳しく難しい病気なのです。

しかし、長くかかるかといってこれを治さないでいると、「あの人は不潔だ」というコンプレックスを自分自身の心の中に持ったまま過ごすことになります。

いつの日かそのような不名誉なことを変えることができる日を強く信じ、粘り強く治療に当たることが大切です。

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